三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポート』2022年12月18日

『鳥羽わいわい祭り2022』は鳥羽磯部漁業協同組合が主催、海の幸を中心に伊勢志摩地域の『美味しい』が大集合、マリンターミナルの特設会場にさまざまなブースが出店して初めて開催されました!
会場では伊勢海老入りの漁師汁が無料で振る舞われたほか、焼き牡蠣や焼きハマグリ、そして答志島のトロさわらを使った握り寿司など伊勢志摩の旬の海の幸が販売!
トロさわら漁師とのトークショーなども行われ、多くの人が訪れました!

こちらは鳥羽市の離島の玄関口、『鳥羽マリンターミナル』です。
特設会場で開催される、今回がはじめてのイベント『鳥羽わいわい祭り2022』をご紹介します!

 

「はまぐり、どんどん売れています!
みなさん、美味しいと言ってくれます!」

 

「牡蠣飯はもう完売しました。
予想以上の速さです!
やっぱりみなさんの顔を見られるイベントは良いですね」

今年初めての開催で、この大盛況!
すごいですね!

 

『鳥羽わいわい祭り』のイベント責任者である『鳥羽磯部漁業協同組合 戦略企画室』室長の小野里伸さんにお話を伺いました。

「このイベントはタイトル通り『わいわい』やりましょうということです。
コロナ禍で、みんなが外に出る機会が減ったり、魚が売れなかったりという状況でしたので、みんなでわいわいと盛り上げていこうと。
イベントのメインは、やはり『魚』です。
鳥羽で獲れる魚をメインに、またその他にも伊勢志摩のいろいろな産品を出品してもらっています。
ぜひともみなさんに楽しんでもらいたいですね」

 

新しい地域イベントの幕開け。
三重大学応援団とチアチームがエールを送ります。
今年11月26日、鳥羽マリンターミナル西側特設会場で、初めて開催された『勝手に宣言!!さわらまち 鳥羽わいわい祭り2022』
主催は鳥羽磯部漁業協同組合で、鳥羽市をはじめ、さまざまな団体の協力によって実現しました。

 

『鳥羽磯部漁業協同組合』代表理事組合長の永富洋一さん。

「鳥羽には良い景色と、良い魚がありますので、漁協としては魚をいっぱい食べてもらって、元気になってもらいたいです。
今回、計画したイベントををようやく開催できることになりました。
伊勢湾に入ってくる良い魚、特にトロさわらは今が一番美味しい時期です」

 

鳥羽市の中村欣一郎市長。

「みなさんもご存知のとおり、鳥羽は海の町ということを常々標榜しております。
観光も漁業があってこその観光だと思っていますので、この企画を聞いたときは期待感でいっぱになりました。
早い時間からこんなに人が集まっているということは、期待感の表れですね!
こういったイベントを継続して行っていただきたいと、楽しみに思っています」

 

小野里さんに『わいわい祭り』を案内してもらいます!

「こちらは『鳥羽磯部漁協ブース』です。
 浦村産の焼き牡蠣を提供しています。
まさにこれから、旬に向かう牡蠣です。
鳥羽といえば牡蠣ですから」

と、小野里さん。

「今年は身は小さいですが、例年より旨味が凝縮した、おいしい牡蠣ができています」

と、お店の方。

 

すっごくぷりっぷりで、身がとてもジューシーです!
屋外で、磯の香りを感じながらいただくというのが最高ですね。

 

『相差machioko志(おおさつまちおこし)』ブースには現役の海女さんが!
こちらでは養殖で育たなかったアワビの稚貝を使ったアクセサリーの販売や、海女さんとの記念撮影も行っていました。

「小さな女の子が『海女さんは何を獲ってるんですか?いっぱい獲れますか?』と聞いてくれたり、『すごくカッコいいですね』と言ってもらって嬉しかったです」

「本物の海女だからこそ語ることができる実際のことを知ってもらったり、いろいろな地区の特産品なども知ってもらう良い機会だと思います。
こういったイベントで、もっとみなさんにいろいろ知ってもらいたいですね」

 

そしてなんと、このイベントでは、伊勢エビの入った漁師汁のふるまいが!
しかも無料です!
限定500食ということで、大行列ができています。

 

伊勢海老がごろっと入っています!
伊勢海老の良いお出汁が出てますね。
味噌に負けないくらい濃厚です。

この漁師汁を飲むだけでも来る価値がある鳥羽わいわい祭り。
来年もぜひやってほしいですね。

 

続いて開催されたのは、さわら一本釣り漁師さんとのトークショー。
食文化ジャーナリスト『全日本さば連合会 サバジェンヌ』の池田陽子さんと、さわら一本釣り漁師の山下弥元さんと濱口優人さんが登壇者です。

現役の漁師さんたちの話に、みなさん興味津々。
今や鳥羽を代表する海のブランド「トロさわら」。
おいしさと人気の秘密を熱く語っていただきました。

 

答志島のトロさわらのブランド化を担当している、『鳥羽磯部漁業協同組合』総務指導課の久保田正志さんに、一般的なさわらとトロさわらの違いをお聞きしました。

「答志島トロさわらの規格は、大まかに言うと
・一本釣りで漁獲された、2.1㎏~4.0㎏サイズのもの
・脂肪含有率が10%以上
・当日漁獲した、キズや変形・変色のないもの
ひきずりというトローリング漁のような漁で、漁師さんはみなさん、竿を4本出して、船を走らせながら釣りをするそうです」

 

さて、いよいよ、トロさわらの握りです!
色は真っ白です!
脂が乗っていて、口の中に入れるととろけます。
脂がとてもすごく甘いです。
一般的なさわらは淡白なイメージがあるのですが、まったく別物です!

「『さわらまち宣言』というのを出したので、鳥羽がさわらの町として有名になってほしいです。
さらにそのことを市民の方にも認識していただき、鳥羽にはこんな誇ることができる美味しい魚があるんだということを、みなさんんにわかってもらいたいです」

と、久保田さん。

 

会場では他にも、お魚クイズなど、みんなで楽しめるイベントや、鳥羽の海の幸をお得にゲットできる、チャリティせり市などなどが開催!
驚きの大ネタも登場して、大いに盛り上がりました。

「鳥羽の水産業、食と魚を中心にして、さらにプラスアルファの楽しみもあるということを認識してもらい、複合的に売り出せたらなと思っています」

と、中村市長。

「コロナの関係もありますが、今回のみなさんに来てもらったいう流れを止めずに、鳥羽、伊勢志摩の産品というものを引き続きアピールしていきたいです。
漁業者が元気になるということ、鳥羽のみなさん、県民のみなさん、観光客のみなさんに喜んでいただいて、今後もいろいろな交流を引き続き行いたいですね」

と、小野里さん。

鳥羽わいわい祭りは来年以降も継続予定です!